同人誌制作マニュアル04(本文編)
小説用本文原稿の作り方
■データでの作成方法
■使用環境について
お客様の環境でのレイアウトを維持するために、PDFでのご入稿を推奨しております。
Word、一太郎のドキュメントファイルでご入稿の場合、アプリケーションやOSのバージョン等のPC環境により、文字間や記号、約物の位置などが異なる状態となってしまうことがあります。
※なお、Word、一太郎のドキュメントで入稿する際は、必ずOSとアプリケーションのバージョンを申告してください。使用環境の申告・出力見本がない場合のデータ再現についての責任は負いかねます。
PDF保存についてのご注意点はこちら
Windows10 Anniversary Update環境では、Open Type フォントを使用した縦組みの文書で書体が置き換わる、約物が転んだり詰め幅が変わるなどの問題が発生します。
また、Vista以降はXPまでと文字環境が変わり、122文字がXP以前とは異なる字体で表示されます。
■ファイルについて
ファイルは分割しないで全ページが1つに続いた状態でご入稿ください。
やむをえずドキュメントが分かれてしまう場合は、何ページから何ページにあたるデータなのかをファイル名で明示してください。
例:3ページから26ページのファイル→03_26.doc
■フォントについて
(タイトル等で局所的に仕様されたい場合は、画像化して挿入する方法もございます)
Office XP以降のフォントはOKです。
■文書ソフトでの画像使用について
文書系ソフトでは大容量の画像を配置したり、大幅な画像の拡大・縮小をはなるべく避けてください。
また、バージョンによっては画像の挿入時やPDF化する際に自動的に画像の圧縮がかかってしまうことがあります。
トーンを貼った画像を挿入する場合、圧縮やサイズ変動によるモアレの発生にご注意ください。
(挿絵のページを空欄にし、画像ファイルを別途入稿することも可能です。画像ファイルは使用するページの番号と同じ名前を使用してください)画像は【図の挿入】で配置してください。
■原稿の作り方
文庫本の仕上がりサイズ:縦 148mm× 横 105mm
新書判の仕上がりサイズ:縦 175mm× 横 105mm
ダウンロードコーナーでテンプレートがダウンロードできます。
新書判をご希望の方は「新書ノベルズ」用のデータをダウンロードしてください。
【Wordの場合】
例:文庫本(A6)サイズ
「ページ設定」で「用紙」=「A6規格/105×148㎜」(断ち切りの場合...カスタムで111×154㎜に設定)
「余白」=印刷の向き:縦 / 複数ページの印刷設定:標準 とじしろ調整:0㎜
【一太郎の場合】
例:文庫本(A6)サイズ
「ファイル」→「文書スタイル」で「用紙設定」=「A6 105×148㎜・縦方向」を選択
(断ち切りの場合...「用紙選択」→「新規登録」で、用紙幅=111㎜/用紙長=154㎜に設定)
■ノンブルについて
ノンブルは仕上がり範囲内に入れてください。
ファイルが分割されている場合も、ノンブルは本になった際の通し番号で入れてください。
■その他の注意事項
■紙原稿での作成方法
トンボや描画領域が銘記されているマンガ本文用原稿用紙のご使用をおすすめします。サイズは一般マンガの書き方と同じで、B5判を利用するのが汎用性が高いと思います。A5判への縮小印刷もできます。手書きの場合もマンガと同様、黒くしっかりとした線で書いてください。また、エンピツでの下書きは消しゴムでしっかり消してください。(印刷で写ってしまう場合があります)
●出力したものを原稿用紙に割り付けるアナログ方式
ワープロソフトで文字を描く場合、描画サイズを事前に設定した用紙設定を利用し、作業しましょう。
ワープロソフトから、プリントアウトした用紙を原稿用紙の描画範囲にあわせて貼り込みます。このとき、用紙の裏全面に糊をつけて貼り込むと、用紙が波打ってしまい、うまくいかない場合があるので、用紙の四隅などだけにつけて原稿用紙に貼った時にずれない程度の接着力があればOKです。
●挿絵がある場合
直接原稿用紙に描いてもかまいませんし、別紙に描いたイラストを原稿用紙に貼り込んでもかまいません。その際使用する用紙はあまり厚い紙にしないことが重要です。印刷した際に用紙の影が映ってしまう場合があるためです。